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2024/11/26 01:44 |
16日目。
 想像した以上に色んな方から律儀チョコを貰ったなぁ、と思う。

にしても、3倍返しってどうすンだ。俺。
忘れないうちにお礼すべき人々をメモしておく。
意外とチョコいっぱい。食料なくてもチョコで繋いでいけると思った。

・シャハラザードサン
最初に貰ったのは矢文機能を生かして配達してくれた、ちょっと砕けかけたチョコ。
ちょっとヒビ入ってたけど形は残ってた。
しかも美味。
料理も出来るンじゃねぇですか。
……何て姉。素敵過ぎる。てか、うん、マジで嬉しかった。

・クリスサン(未食)
シンプルなチョコ。
沢山の人に届けたのだろう。わざわざ気を使わせて申し訳ないが、
彼女なりの気配りの気持ちが嬉しい一品

・キョウ子サン(完食)
ガナッシュチョコレートをミルクチョコレートとクランチで包んで、ココアパウダーをまぶしたチョコ。
さ、さすが乙女……ただ味を楽しむだけではなく、食感までも重視されつつもシンプルなチョコ。
俺の好みを確り把握している……さ、さすが乙女。
俺の中で既に伝説になりつつある。

・ネイリサン(永久保存)
忙しい所わざわざチョコ渡しに来てくれた。
え、これなんてフラグ?
何かを期待して良いのか?と思いつつ、いや、優しい子だから律儀チョコなのかも、と思いつつ。
勿体無くて食えずにいる俺チキン。甘いけど優しいにおいがする。
消費期限とかは大丈夫なはずだ。大丈夫だと思うんだったら!

・ティスカサン(カレーに入れる)
カカオ99%のアレ。
料理にも使える優れもの。
カレーに入れるとコクが出そうだ。

・ミーアサン(未完食)
バレンタインチョコ
至極普通のチョコ。わかっている、チョコは怖くないと。
わかってはいるが、呪術マニアのオカルトプリンセスな知人の話されつつ渡されたンで
錬金術的な何かが入ってないかとやや心配になった。

・セリーズサン(未完食)
Lサイズピザみたいなボックスの中に入った「漢」一文字の形した巨大チョコ
ちょ、でかっ?!
デザインはかなり俺的に嬉しいですが。えぇ。
セリーズサンの性分と同じくダイナミックなチョコだった。
食いきるまで 時間 ください。

・リゼットサン(完食)
小箱に入ってる、銀紙に包まれた小さなチョコ。
乙女らしい。ほのぼのした味でした。
程よい量で程よい甘さ。完食。

編集中。


以下、日記
【ドキッ!カオスだらけのダイジェスト記憶。バトンもあるよ! の巻】

【13日目ダイジェスト記憶】

・遺跡外に戻る。野営地から離れて親に連絡
・セリーズサンと保護者タカのデス鬼ごっこに巻き込まれ
・タカ の こうげき!
ライドゥァァァァーキィィィィィック! 

・セリーズサンクリーンヒット。ややめり込みながら地球にキッス
・とりあえず保護者タカと挨拶。話があるとかで彼らのベースに移動
・ベースに居るお仲間サンに夕飯をゴチになる。その後色々話す。内容割愛
・タカが携帯をカスタマイズしてくれるらしい
・懐を探っても携帯が見つからない。デス鬼ごっこの時かもしれない
・割と暗くなってる時間に探しながら帰ったけど見つからなかった

・と、おもったら式村が持ってた。変に弄られて無いか確認

着暦


紗夜  ←増えてる。
クソ親父
紗夜
クソ親父
クソ親父


お前何勝手にヒトの携帯使ってンですか
携帯を落としたのは俺のミスだがこいつに携帯(エサ)を与えてはいけない

・紗夜と虎渡姉弟が来てたらしい。俺の荷物に手紙一通と小箱が二つ増えていた
・チョコ(ry


たしか、こんな感じだった。


=====

【バトン・栗鼠げーに関する100の質問】
白くて可愛いアンチクショウから貰ってしまった……色々。
て、照れてなんて無いんだからっ!

でもここで書くにはちょっと長くなるンでこっちでは指名のみで。スンマセン;
回答はメモ帳にはっ付けと着ますぜ。

ネタ元:http://sasara-fi.hp.infoseek.co.jp/question.html
回 答:http://srt.blog.shinobi.jp/Entry/29/
指 名
242:シャハラザードさん
852:鷹東サン


=====15日目=====

まぁ、バレンタインっつーのも製菓会社の祭だし。
何人からか俺が貰ったのは社交辞令、所謂、義理とかお世話に成ってますチョコだが、
送ろうという対象に思われる、その気持ちは嬉しい。

日本では一月後に贈り主に対して3倍返しをするのが礼儀とされている。
何をどう返したものだろう。
今から計画を立てておかなければ。

そう思っていた時だった。

ふと見ると、病的に白い肌に白い髪、赤い目をした少女がいた。
ネイリサン……?
練習試合の相手に成ってもらったのがきっかけで知り合い、いつもお世話に成っているソウルイーターの娘だ。

今は夫々移動場所が違い、しかも遠い。
なぜ彼女がここに居るのだ。転移魔法でも使ったのだろうか?
ネイリサンは俯き、相当息を切らしている。
ショートカットのモミアゲから伸びた髪束が胸元で揺れている。
急ぎの用事か何かだろうか。

体調とかはかなり心配なのだが、一生懸命な彼女を見ていると、なぜか和む。
息が戻るのを待って、どうしたのか尋ねようとしたその時。

「えっと・・・その・・・いつも・・・ありがとうございます・・・よかったら・・・コレ・・・。」
いつも以上に戸惑ったような、少女の途切れ途切れの声に目を見張った。
なぜって、俯き加減で、顔を真っ赤にしたネイリサンが、俺に向かって包みを差し出しているのだ。
甘い匂いで、中身がチョコレートだと分かる。

まさか、これを渡す為だけに来てくれたというのだろうか。
メッセやり取りのついでとかではなく、態々渡しに足を運んでくれたというのか。

か細い腕が差し出す小さな包みが、なんだかひどく大切な物のように思えた。
俺なんかが受け取ってしまって良いのだろうか。
気まぐれとか義理堅さ故という可能性も否定は出来ないが。

それでも、今までに貰ったどのチョコレートよりも一番嬉しかった。
申し訳無い気持ちになりながらも、受け取る。
ネイリサンは満面の笑顔を見せてくれた。

……照れる。どうしようもなく照れる。
顔が赤くなるのを何とかして誤魔化したい。
えーと、アレだ!
折角来て貰って手ぶらで帰すのも難だし、お土産を持って行って貰おう。
そう思って数秒背を向け、振り向くと、もう彼女の姿は無かった。


=====15日目=====

「ほらよ!」
開封した跡が分からないように、つか、不器用な紗夜が緩く包んでるのを綺麗に直した小箱を式村に突きつける。
男にチョコを差し出されたせいか、式村は思い切り顔を歪めながら受け取る。

「あん? …あー、そういやこっちのが駿斗のだったな、ほれ」
そう言って式村は自分の荷物を探り、セロテープで縁留めされたシンプルな……
やや不恰好な小箱を取り出した。

姉の、紗夜の電波級の本命チョコをコイツなんかに渡すのは不愉快だ。
不機嫌さも隠さずに受け取る。
俺の機嫌悪さを見て取ってか、微妙な顔で式村が謝罪する。

「外見で分からなかったからだが、悪りぃ、開けたぞ思いっきり」
「……別に構やしませんよ。食ったり食えなくされてたらブチギレですが 」

あの馬鹿が宛て先を間違えて行ったのだから、開封済みなのは仕方ない。
巷にはチョコブレイカーという者が居るという。
何でもバレンタインチョコを本命義理問わず破壊して回るのだとか。
俺はそっちの方が心配だった。

「そのまま仕舞ったから安心しろ、何なら虎渡謹製のもつけるが」

式村は更に荷物を探り、虎渡からのチョコが入った小箱を差し出す。
サービスか何かの積りかもしれない。
物騒なオマケを押し付けないで戴きたい
それに、俺も既に持っている。

「虎渡りのは間違いなくアンタ宛てですよ。
俺宛のが着てますし」

モテナイ君にもおすそ分けをあげよう的姿勢に見えなくもない。
それに厄介なものを押し付けようとしてるのが分かる。
癪だ。
半目で睨むと、式村は流石に気まずそうだった。

「いや、まァ丁寧に宛先メモも入ってたから間違いじゃあ無いんだが…
直視すら躊躇うのは何故だ」
言いながら式村は、やや引きつった顔で、俺に差し出しかけた虎渡チョコを戻す。
手に持った禍々しいオーラを放つ虎渡チョコを、なるべく見ないようにしている。

恐らく、島に着てた弥子の弟・太子にもこのチョコは振舞われたに違いない。
毎年の事で慣れてしまっている俺達は溜息と愚痴で終わる。
虎渡チョコビギナーの反応を見たのは久々かもしれない。
説明くらいはしてやっても良いだろう。

「アンデッドスレイヴを呪術で再現する研究チョコだとか。
食うとアンデッドスレイヴをかけられたペットみたく復活1つくとか、
そういう狙いかもしれませんが」
「……理論的見た目的には再現してるっぽく見えるが、
『何かにとり憑かれる』って予感がするのは気のせいかねえ」

式村は、虎渡チョコに対して戸惑いや怯えに近い感情を持っているようだ。
確かに、その野生の勘めいたものは間違っては居ない。
食えば呪われたり意識がどこかに飛ぶ位はあり得るのでは無いだろうか。
メッセージカードにも再現に成功したという文字はドコにも書いていなかった。

「つかスレイヴって言葉に無性に抵抗を感じるンですが。
俺らは虎渡のペットでもモルでもねぇですよ」

そもそものツッコミどころはそれだ。
アンデッド・スレイヴ。この場合不死奴隷とでも訳すのだろうか。
キルサンが最近よく使っている、味方に復活Lv1を付与する技だ。
味方と言ってもその対象はペットだが
そんな技をわざわざチョイスするとは、ヒトが悪いと言うレベルではない。

式村はどこまでお人好しなのか、虎渡に対してフォローを入れる。

「あくまで元々の術を再現した、ってだけで流石にそこまで考えちゃいねえだろ、虎渡でも」
「アンタ、あいつをわかっちゃいませんぜ」

俺は半目で毒づく。
式村が奴に対してどんなどんな幻想を抱こうが、虎渡弥子は呪術と結婚すると豪語している女だ。
そして、その大願を成就するために、長年、太子や俺を実験台にしてきた実績がある。

……思い出すと気分が悪い事だらけだ。
眠って忘れる事にする。

「ま、そんな訳で。紗夜からのチョコ、確かに渡しましたぜ」
「おう、わざわざワリィな」
「ってことで俺は寝ますぜ」

一刻も早く眠ってしまいたいのでサクッと寝袋に入る。

「…まァ、とりあえず今はいいか。
おう、ンじゃゆっくりな」
式村が何か納得行かないように言葉を濁す。
言いたいことがあるなら言うべきだと思うが、とりあえずそれは明日にして貰いたい。


姉の、紗夜の本命チョコを式村に渡した。
二人の仲を取り持つような真似をしたのは凄く悔しいが、このイベントだけは認めてやる。
眠る直前、俺は荷物の中に大切にしまった小さな包みと、真っ白い少女の笑顔を思い出していた。
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2007/03/10 16:15 | Comments(0) | TrackBack() | 偽島日記

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