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2024/03/19 15:04 |
4日目
srt2.jpg










改定ついでに全体的イメージかき殴り
改定点:上着
手袋
腰履きズボン編み革ベルト
ミリタリーブーツ

弓はどこへ行った

余計変になった。てか日本男児らしからぬ見た目
魂が日本男児って事で一つ
漫画の世界だが、銀髪天パの侍だっているし。うん

【マスラヲ】についてちょこっと
益荒男/丈夫:ますらお/ますらを
1 りっぱな男。勇気のある強い男。ますらたけお。ますらおのこ。←→手弱女(たおやめ)。

2 武人。兵士。

3 狩人。猟師。

なんて意味があったり
1と2は逞しいイメージあるんで無理かなと思うンですが、
弓使いなんで3です。そういう事にしておいてあげてくだせェ


以下、日記
=====これまでの事=====

俺と式村が騒いだせいか変な生き物が寄ってきましたよ。
迫り来る3つの影。俺達は一体どうなってしまうのか。


=====3日目・遺跡内/戦闘=====

「障害発見、対象個体数――確認。障壁展開、殲滅開始。」
式村の背後で、キルリアさんが宣言した。ヴイン、と音がする。それが障壁らしい。
「覚悟は出来てンだろうな、あァ?」
ガラの悪さ全開で式村がハンマーを構える。半裸で。
「あぁ、やるんですか。」
俺も式村の背後に下がり、得物を構える。
暗黙の了解で圭さんが俺らの後ろに下がり、準備が完了した。

対する変な生き物達。
「僕が狩る側だ。」
サソリが物騒な事を喋った。まぁそれはよしとしよう。
「歴史ある針拳法、しかと味わうが良いわ。」
仙人の格好をしたサボテンが構える。遺跡内の山奥で修行積んで来たのか。
「歴史ある針拳法、しかと味わうが良いわ。」
同じくひげを蓄えたサボテン仙人が構える。いつから仙人の量産型が出回る時代になったんだ。


そして戦闘開始。
まず、俺とキルリアさんが速効でサソリに攻撃を仕掛ける。
いい感じに弱ったが、まだ動けるようだ。

実験の意味も込めて、ターゲットをサボテン仙人Bに変更する。
俺とキルリアさんが弱らせて、式村が止めを刺す。半裸で。
「オラ邪魔だ、転がってンなら端寄ってやがれ」
勝利宣言と共に量産型仙人Bを蹴飛ばす。半裸で。
あ。サソリに麻痺喰らった。

―――脱衣向上委員…ああ、アレか。 アレはどっちかっつーと俺が脱ぐ為に所属したんだが―――
確かに昨日そんな事を言っていたが。
こんな命がけの状況でも半裸とは……


もう、マゾかと。


「対象許容量超過確認――リカバリーされレナければ、程なく沈黙。」
キルリアさんの声で我に返る。どうやら量産型仙人Aを征したようだ。
「当たると俺が嬉しいんですがねぇ。」
ぼやきながら、俺も鷹の目を持ってる【つもり】で蠍を狙う。
矢が命中して動きが鈍くなった所を見ると、征したようだ。
「お生憎様。」
敵の殲滅は完了した。

エリア周辺の探索完了後、明日についての打ち合わせに入る。
キルリアさんのチェックによれば、式村の外傷も麻痺も大した事はない、との事だ。
とりあえず無謀な行為に対して、キルリアさんと一緒に突っ込みを入れる。
ついでに式村醍報告メモに新しい項目を追加した。
・裸族(マゾ)

打ち合わせ後は、自由行動になった。圭さんは式村に付いているそうだ。
何となく兄妹から距離を置き、俺はキルリアさんの傍に座ってぼやく。
「いつになったら気付くんでしょうねェ。
矛盾に気付いてねェのに潔白ばっか主張しても信じられる訳がねェって事」
「ダイ、そこは鈍いから。
鈍いから、半裸になって痛み感じたがるのかもしれないけど、ね?」
「それを普通は、マゾっていうンですぜ。キルリアさん」

トラウマか何かからくる自傷癖ならば、即刻やめさせるべきだろう。
そんな感傷的な性分には見えないが。


=====4日目・否戦闘時=====

青い髪の幼女が、式村兄妹に声を掛けていた。何やら懐かしい気がするのだそうで。
対する式村兄妹の応対は。
兄:ガン見。凝視。
妹:幾分か所在無げに見つめ。彼氏さんと会えない効果もありか。

圭さんはまぁいいとして式村兄。ナンパかよ。オイ。
ストライクゾーンですか?運命でも感じちゃってんですか?
思わず殴りかかりツッコミを入れそうになったが
背後を取ろうとする前に、式村がフられていた。

「自覚ナシのロリコ……」
俺はそれ以上言葉を続ける事が出来なかった。絶句という奴だろうか。
「違えー?! 」
式村が全身全霊を込めて否定する。熱いシャウトで空気がびりびりする。
「ダイだし」
式村の叫びも空しくキルリアさんが一蹴する。
その発言に思わず俺の眉間に皺が寄る。
キルリアさんに耳打ちするように、小声で真偽を尋ねてみる。
キルリアさんは平然と返してきた。
「いつものこと。 幼女に手を出す、口説く。 ダイ、いまさら」
「手ェ出した事一度もねえし口説いた事もねえーッ?!」
式村は再度シャウトで否定するが、キルリアさんはすごく不思議そうな顔で式村を見返す。
声が枯れてしまったのか、言葉が出てこないのか、式村はギャグマンガに出てきそうな感じの必死な表情と体勢で訴えかけてきた。
えー。人語に直すと…… 

――オイちょっと待てっつーか待って下さいこのクソガキャー?!――

と言った所か。 なんかもう、笑うしかなかった。メモ項目が更に追加される

・ロリコン説濃厚。

それを見て式村が再び熱く語り出す。
「何かと回りにそういう縁があったのは事実だ・がッ!」
白を主張したい人間が【そういう縁】って表現は拙いだろう。
呆れた。続きを聞くのが馬鹿らしいので遮っておこう。
「大人ってきたねぇ」
式村はちょっとまて、といわんばかりに、利き手を俺のほうに突き出して言う。
「…大人が何処に関係あるのか聞きたいんだが、マジに」

――そう言うンなら黙って俺の行動見て決断しな、自分の眼なら間違いようがねェだろ――
先日、自信たっぷりに言った癖に、現実はコレなのだ。

ど う 信 じ ろ と 。



「……残念でしたね」
皮肉たっぷりに式村を慰める。
「……いや、残念って何が残念なんだ」
訳が分からない、と言う顔で式村が問い返す。
『兄さん何かしたの?』
幼女にフられた事に付いてだったのだが。妹さんも少し天然系なのか?
「してねぇと思うケドよ」
と言う間にも式村は、初めまして、とかなんとか声を掛けられまくっている。
そして、声をかけている。 

矢張り、女性ばかりに。


呆れたので多少精神的ダメージを与えてみる。
「醍センセイがそんなにナンパさんだなんて思わなかったんだよ。うそつき」
目つきを緩め、紗夜の声色を真似して悲しげに言ってみる。
婚約者の顔と声で非難されたせいか、式村が動揺する。
「俺ナンも悪くねェ、つーか悪いコトしてねえっつーの…」
がっくり、と膝を突き、そのまま動かなくなった。相当堪えたらしい。

姉と似ている利点など無く、寧ろデメリットの方が多い。
ゆえに普段は目を見開いているのだが。式村には有効か。覚えておこう。

式村が幾ら白を主張しても、俺には限りなく黒に見える。
だが、参っているようなのでマイルドに追撃する。
「そしていきなり初対面の幼女呼び捨て、と。
馴れ馴れしいにも程がありますぜ。」
呼び捨て主義を非難する訳じゃない。
ただ、最初に許可を取るなり呼び捨てする旨を伝えないと、失礼だ。

「行動見てから判断すれ。ですかい。俺からはそんな風にしか見えねぇですよ」
この男はこれからもこんな調子で墓穴を掘り続けるのだろうか。
急に気が重くなった。


=====4日目・遺跡内=====

本日の目的地はP23。

・そこから先のエリア情報が得られなかった事。
・それに、式村が昨日結構ダメージを受けていた事
上記二点から、比較的安全な砂地で留まる事にした。
歩数が余っているからと未知のエリアに踏み込んで、無事でいられる保証はない。

「センセー」
東西を壁で囲まれた砂地をサクサク進みつつ、学生時代の習慣で、挙手してみる。
「おう何だー」
式村も教師時代と同じノリで返事する。俺は前方を指して答える
「猫2匹。YUBISASHI KAKUNIN。
あと、壁が歩いてますぜ」
俺が指差した先には、矢鱈敵意むき出しの黒猫が二匹。
そしてヒョロイ手足がついたレンガ壁。

それを見た式村はこともなげに返す。
「あァ猫だな、あと壁だな。

壁は、ブッ壊せ。」
式村は親指を首にもって行き、真一文字に切る。ヤッチマイナー!の合図だ。
「ゲームか何かの罠っぽいですよねェ。迫る壁とかフェイタルファンタジーとかでありましたし」
たしか5作目でそんなシーンがあった気がする。
「うっかり壁際にまで追っかけられたらそれだけでゲームオーバーしかねないぜ?
ゲームのは止めるスイッチとかあるんだろうが、自立歩行だしなァ、アレ」
確かに、あのゲームの迫る壁より随分可愛らしげに見えるが、それでも油断できたものじゃない。
「舐めてかかるわけじゃねぇですが、あんなので人生ゲームオーバーする気は無ぇですよ。
幸いここに解体屋経験者がいますし、まぁなんとかなるんじゃないですかねぇ。」
式村の土方生活の成果は今こそ発揮されるべきだ。

昨日と同じく、各々戦闘体制に入る。
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2006/11/27 16:14 | Comments(0) | TrackBack() | 偽島日記

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