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2024/03/19 18:50 |
3日目
srt1.jpg










更新日おぼえてねー。
多分この日くらいからラフついた気がする

要素は
・基本姉似、髪型変え
・髪:明茶、もみあげ
・タレ目かっ開き
・フード付の中着
・がっしり布の上着
・手袋

後ンなってみると恥ずかしいっつーか


以下日記
=====これまでの事=====
俺がALIVE学園に通ってた頃の恩師、式村 醍。
この島の探索から帰ったら俺の姉と結婚するのだそうだ。
姉が偶々そのことを言うまで、家族は誰一人として事情を知らされていなかった。
―――で、緊急家族会議の末、俺が素行調査に放り込まれた。

島に渡り、監視対象である式村を探している際、美少女と二人で火に当たって談笑している所を見つけてしまい、つい殴りこんで …… もとい、話しかけてしまった。
その後、彼女が妹で、名前は圭さんということ、が判り、とりあえず疑惑は晴れた。
式村にこそこそ観察してないで堂々としてりゃいいと言われ、島の探索に同行する事になった。
集合時間と場所を決めた後、一度、探索準備の為、解散した。


たしか、こんな流れだったと思う。


=====初日・晩(と思う)=====

探索準備から戻ると、見慣れない顔。金髪で緑色の目をした子供が増えていた。
式村(主に圭さん)が簡単に仲介をしてくれた後、キルと呼ばれたその子供と俺は二人で会話をした。
「ミマサカ スルト?
ダイが、射撃得意で、性格少し問題ある、言ってた奴、お前か?」
子供の姿をしているせいなのか、何たらいうご大層なプログラムだからなのか、随分な物言いをする。
他人の言葉をオウム返しにする子供のようなものだと思えば何てこと無いが。
「えぇ、『みまさか すると』ですよ。
得意っていえるレベルかどうか妖しいですが一応射撃系使ってますねぇ。
――性格に問題?
まぁ常識の神とは言いませんが随分な言われようしてンですねぇ……」
未来の義弟かもしれない青少年に対して酷い見方をしているものだ。
「タイシ相手にはそういってなかった。
ダイも“狂氏“変換できる性格、らしいけど。ニンゲンからみると」
キルと呼ばれていた子供が名乗る。キルリア=F=スィーサイドというのだそうだ。
「まぁ確かに人に教えるレベルの知恵はありましたが性格は。キョウシ、ですかい」
社会を習っていたが、授業内容は普通だった。
特筆すべき点といえば……寝ながら聞くのに丁度良かった事か。
「大概、叫んでるし」
「あぁ、そういや戦闘系の実技の時間でもよく喚いてたな……つーかあれ、かなり響いたしな」

変換遊びとはいえ、言い得て妙だ。
なかなか粋な表現をする。

「ところでタイシってのは?お連れさんか誰かで?」
「ダイが狂氏してた、学校の生徒。ダイの言い方に直すと―――《昔のツレ?》
トラワタリ タイシ。
銃マニアのヒャクメンソウ」
その名前には覚えがある。確か学園に居た。
「トラワタリ……もしかして中等部に居る女みたいに小っさい奴の事で?」
「こんな、奴」
キルリアさんがいうと、学生服姿の小柄な少年のグラフィックが浮かび上がる。
俺の知っている虎渡 太子に間違いない。
「あー……こりゃ俺の知人じゃねぇですか。」
「シリアイ、か?」
キルリアさんが聞き返すのと同時にタイシの画像が消える。
「ていうか俺、その学園通ってた。先輩っちゃ先輩だな。コイツの姉ちゃん知ってます?」
「知らない」
意外だった。太子の姉は大層好奇心が強い。
弟の同行者ともなれば少なからず顔を合わせているだろうに。
尤も、覚えるほど面識が無かったのかも知れない。
「俺の同級生の弟ですさ」
「ふーん……
スルト、知人多い。
ダイとも知人、タイシとも知人。
まだ、居そうだ」
「なんか小学生とつるんで随分派手に暴れてた風な事は聞いた事がありますが……」
まさかキルリアさんとは。意外なモンだ。
その後、キルリアさんと太子について暫く喋った後、俺が式村の監視のためにここに来たと話した。
「ふーん、監視?見張りか?
狂氏、危険人物、指定されたか? ダイ、不思議じゃないが」
そう言うキルリアさんと太子も、学園では相当派手に暴れていたコンビだった気がする。
そのキルリアさんに危険人物と言わしめるとは。式村も相当暴れていたのだろう。
「そうそう。危険人物でなぁ……油断も隙もねぇ奴でさぁ」
「ダイが危険人物、今に始まったことか?」
キルリアさんは至極きょとんとした顔で返す。
その後、式村について更に色々と話を聞いた。


結論:式村 醍は色んな意味で俺の予想を越えている。主に悪い方に。


=====初日・深夜。経過報告=====

遺跡に入る前に、島についてから起きた事の触りだけ連絡する。
通信端末の向こうからは相槌一つ、感嘆詞一つ返って来ない。
「……今んトコ、報告はそんなモンです」
そうしめくくると、間髪入れず中高年の男の声が返ってくる。
「そうか。では同行して引き続き調査を」

平坦な声。
報告に対して特に感慨はないようだ。
途端に、この調査が全くの無駄に思えてくる。

早く帰りたいが、あの獣を放置して帰る訳にも行かない。
ここは堪えておこう。

だが、多少の質問は許されて良い筈だ。

「……判りましたよ。所で紗夜は」
「駿斗。私はまだ仕事中で明日も早い。雑談なら休日にしなさい」

プツリ。ツー、ツー、ツー……
通信は一方的に切られた。

今頃何事も無かったかのように仕事を続けているのだろう。
「クソ親父」
無駄だと判っているが、罵らずには居られなかった。


=====2日目・遺跡内=====

昨晩のキルリアさんの会話内容と、今朝の出来事検証と言う名目の口喧嘩が続いていた。
俺が噛み付いて、式村がめんどくさそうに反論する。
そして、キルリアさんによる無自覚な燃料投下。
やり取りはヒートアップしつつ、延々とループしていた。
「じゃあ信じるものを信じりゃいい、信じられるようになったらそれから信じればいい。
難しいとか言いながら無理矢理粗探ししようとしてる間はムリだろうケドな」
式村は心底呆れた様子で、しかし挑戦的に言う。
俺は淡々と返す。

頭と腹の底が煮えたぎっているのが見え見えでも、虚勢は張っておきたい年頃だから。
「えぇ。その積もりです。粗捜しっつーか信じるに値するか否か調べに来てんで基本疑ってかかってますぜ。
無条件で花盗人を信用するお人よしになる気はねぇです」

一部物凄い表現をしている気もするが現在の認識はそんなモンだ。
想定している最悪の事態になっててもおかしかない。

「――ま、とりあえず歓談と競合はほどほどに? 移動、決めないか?」
キルリアさんが言うのと同時に、島のマップをそのまま半透明にした物が目の前に表示された。
こういう近未来なSF風の現象を見ると、俺は何となく某殻機動隊を連想する。
「そう言うンなら黙って俺の行動見て決断しな、自分の眼なら間違いようがねェだろ」
式村が熱く語っていたが俺の意識は既にマップに吸い込まれていてよく聞こえなかった。

確かに明日に備えるなり何なりしなければいけない。
今の内に移動先を決めておいたほうが良いだろう。

「そうですね。とりあえず次の行動について話しますか」
「今、ここ」
キルリアさんが言うと、マップ上のI25地点が点滅する
「ここから5歩、魔法陣いける」
現在地から南に4マスと西に1マス、順番に光り、M24地点が点滅する。
「体調、食事したけど、全員段階減った。
早めに陣経由、薦める」
キルリアさんはサクサク話を進めて行く。
一日に移動できる範囲と体力の減り等を考えると、早々に魔方陣を記憶しておくべきだろう。俺はキルリアさんに同意する。
「――流すなよこんにゃろめ、まァいい。」
苦い顔で毒づいてから、式村も会議に参加した。


会議でクールダウンしていく内、普段の生活ではまずお目にかかる機会の無い生き物がうようよしてるのにやっと気付いた。
遺跡は危険だと理解していた筈なのに、熱くなりすぎてそれを忘れてしまうとは、随分と甘いものだ。

少なくともこの点は、素直に反省した。
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2006/11/11 16:11 | Comments(0) | TrackBack() | 偽島日記

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