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2017/10/23 13:15 |
5日目
srt3.jpg










こうですか?わかりません。

じゃなくて。

男らしさを意識して大失敗の巻
俺の中で男=J●J●なモンで

でも荒木神の絵ヅラ真似できねー
俺が下手に真似ると北●と区別がつかんようになる
でも、式村までノッたのが意外っつーかなんつーか


以下日記
=====5日目・朝=====
それは俺たちがこの島に着てから5日目。組んでから4日目の朝。
各々目覚めて、本日の探索の為に身支度をしている時。
俺は報告事項を纏めるためにメモ帳を読み返していた。
「ダイ。 丁度いいコミュニティ、あったぞ。」
そんな、キルリアさんの無自覚な爆弾投下で始まった。

「お前が入ってた、以前の部活。 部長?また募集してる。
幼女趣味のダイにも、丁度いい、かも?」

思わずメモ帖を繰る手が止まる。

「あン? …どれだよ、っつーか幼女趣味なんかねェぞ俺」
怪訝な顔をする式村の前に、キルリアさんがコミュニティ紹介のホログラムを出力する。

【No.113 コミュ参加者がもの凄い勢いで脱衣】

「…… あぁ、寧ろ裸族というより露出狂、ロリコンじゃなくてペドフィリアか
良いんじゃねェですか?お似合いですぜ」
俺は投げやりに呟いて頁を繰り、該当項目を修正する。

・裸族(マゾ) 露出狂
・ロリコン説濃厚 ペドフィリア

「実際、エレニアにも”露出狂”いわれてた、し、ね?」
双子の姉妹と同行している、エルフの女性の姿が記憶に浮かぶ。
確か、3人で式村によく声をかけている、ちょっと辛口な金髪美人だった気がする。

「別に見せて恥ずかしいモンじゃねェってのもあったし、後はノリ次第だったんだがなア。
……ペドじゃねェよ」
後半の否定で式村の眉間に皺が寄る。
語調も少し荒れてきた。
「とりあえず今は入る気とかねえよ、そんな気分じゃねえ。
ついでに俺の性癖は至ってフツー寄りだ、フツー」
「例の青髪の女の子からアンタだけ呼び捨てされてましたが」
フツーといっておきながら行動がこれだから信用なら無いというのに。

青髪の少女自身に罪は無い。
だが、式村の矛盾点が尤もよく現れる相手なので個人的に注目している。
いつも引き合いに出して申し訳ないと思っているが……

後はお決まりの言い争いが加熱しながらループする。
言葉を変え状況を変えて何周も何周も。
気付けば既に本日の目的地に到達していた。

「その疑惑事態がテメェの思い込みなんだがな、まだ分かンねェか。
オマエにシスコン疑惑って方がよっぽど信憑性ありそうだぞ」

式村の反論に、俺の頭の中の何かが切れた。

「貴様にだけは言われたくは無いわ!」
どこかの幻燈物語組曲の登場人物さながらに叫び、掴みかかる。
俺より体格が良いガテン系だけあって、ビクともしない。

――確かに俺は姉に甘い。
だが恋人から引き離してまで妹を連れ回す奴に言われたく無い。

式村が俺を睨み返す。両者、睨み合い。
「ヒトの事好き勝手言っておきながら、いざテメェが言われりゃ力で黙らせようとする…か。
――だからお前はガキなんだよッ!」
「ダイ、スルト。
ココで大声、危険。
来るぞ、毒虫とか、沢山?」
キルリアさんの制止は尤もだが、切り替えが利かない。
互いの胸倉を掴み合って、更に言い争いが展開する。

「――ケイ、これ、止まる?」
諌めても聞かない二人に呆れたのか、キルリアさんは圭さんに問いかける。
「…無理だよ、今の兄さん本気で怒りそうな気持ちを必死に抑えてる顔してる」
圭さんの困惑した声が聞こえた。
好都合だ。相手を怒らせた方が本音を引き出やすい。
そう思った瞬間、キルリアさんと何か別な生き物の声がした。

ズギュウゥゥン!!

何か刺さるような感触と共に、胸が苦しくなる。
不意に襲った感覚に戸惑い、辺りを見回す。
キルリアさんのペットになった毒蠍が、ハサミを振って挨拶してきた。

―――胸が締め付けられるような感覚。コレが、恋?―――

「なワケねぇだろってか何しやがりますか!!」
一喝すると、蠍はキルリアさんの許へ一目散に逃げていった。

無論、それで言い争いが止まるわけもない。
その後も、掴み合い罵り合う声が遺跡内に響き続けた。
同じエリアに居る人たちはさぞかし迷惑だろう。


=====5日目・十数分後 =====

「それが開き直りってんですよ!
あんたは違う違う喚いて終わりだから信用なんねぇんだよ。
紗夜の事想ってる様子も全然伝わってこねえ。

そんなんに紗夜は渡さねぇ!」

もはや弟の言うセリフではない。寧ろ気分はお父さんだった。
――婚約までしておきながら、コイツが心変わりしたら。
どれだけ紗夜が嘆くか、考えたくも無い。

言い争いは掴み合いで収まらず、既に殴り合いになっていた。
俺と式村が拳で語るようになってから、同行者二人と1匹は制止を完全に諦めた。

「じゃあお前がシスコンじゃねえ事証明しろ、っつったら 何するよ?」
俺の突き出した拳が最小限の動きで避けられ、叩き落された。
式村からは手加減ナシの重く鋭い拳や蹴りが飛んでくる。

――今の所何とか避けているものの、あの大槌を振り回す男の素手攻撃。
当たれば無事では済むまい。

「相手が納得するまで時間かけて説得するね! 少なくとも絶叫でかきまわしゃしねぇわ」
叫ぶだけ叫んでその後の行動に活かさないのでは、駄々っ子と変わらない。
「その相手が色眼鏡全開で聞く耳すら持たねぇなら?」

自分の行動の矛盾=俺の色眼鏡、という認識らしい。
いつまでたっても話が平行線な訳だ。

式村は怒鳴りながらも拳や蹴りを鋭く飛ばしてくる。
「会えねェ事に毎日毎日メソメソメソメソしてウサギみてぇに野垂れ死んでる方が伝わるか?
お好みか? テメェの我侭も大概にしとけよ」
元々肉弾戦が不得手な俺は、受け流すので精一杯になってきた。
式村はまだ疲れが見えない。
前衛張ってるのは伊達じゃないというのが分かった。

「それに何だ、俺が紗夜を捨てることが前提みてえな事口走ってンじゃねえ

……幾らテメェでも口走っていいセリフじゃねェよ…!!」
「兎は寂しくても死なねぇよ。寧ろあいつ等はしぶとさ、繁殖のシンボルだッツーの
極端すぎんだよバカ教師!」

――圭さんみたいに普通のレベルの事がなんで言えないのか――
そう叫ぼうとした瞬間、肺の辺りに飛んできた拳をモロに喰らう。

げほッ

重い一撃に吹っ飛ばされ、背中から砂地に叩きつけられる。
毒蠍に刺されたあの時、既に気管が狭まっていたらしい。
喉がぜいぜいと鳴り息もまともにすえない、咳も止まらない。
最悪なタイミングで、負けが確定した。

「一々揚げ足取るンだな、まあどうでもいいけどよ。 
どうあっても俺ってモンを否定してェみたいだしな、話にもなりゃしねえよ」
もううんざりだ、と言わんばかりに式村が背を向け、遠ざかる。
圭さんとキルリアさんは黙って式村を見ていた。

今なら誰も気付かない。
仰向けから俯きに体勢を変えつつ、ポケットから錠剤を取り出して口に放り込む。
砂を吸い込まないように注意していれば、数分で楽になる。
式村の拳で悶絶したと言えば、皆納得するだろう。

あと、数分の辛抱だ。


=====5日目・数分後=====

「あン? どうしたよ、大声出し過ぎて喉でも痛めたのか」
拳をマトモに受けてから数分間、咳き込んで突っ伏している。
式村も流石におかしいと気付いたようだ。

「……トドメ」
トドメでも何でも刺せばいいだろ。
そう言いたいのに、言葉が咳に変換される。
大分薬が効いてきたものの、起き上がるので精一杯だ。
掻きむしる程ではないが、心臓の辺りが痛む。
爪を立てる痛みで誤魔化しておく。

「…阿呆かオマエは、トドメなんか刺さなきゃならねぇ理由がどっかに転がってる様にでも見えたのか?」
まだ幾分か機嫌が悪そうな声が返ってきた。

「意見があわねぇから命がけで拳で語ろうってんじゃねぇんで?」
言葉に成ったか成らなかったか分からない。
何しろ苦しくて頭が回らない。

式村は暫くの間黙っていたが、呆れたように大きく溜息をついた。
「それこそ暴行魔の一行加えるだけだろ。
重要なのは『納得』なんだよ、どんな結果だろうと納得出来りゃどうってことねえ。

――それと、ガキが命を賭けるとかヌかすな。 生きてやる覚悟もねェのかお前はよ」
「うっせぇ……」
投げつけたい言葉は山程あるが、まだ少し気管がヒュウヒュウ鳴る。
「とりあえず喋ンな、後で幾らでも聞いてやるよ。 生憎俺は生き抜くつもりしかねえ。
それに…向こうもお出ましな様子だしな、少しでも休めておけ、死ぬ気もねェんだろ?」
確かに、何かじりじり近寄る気配がしている。
式村に指摘されるのは悔しいが、今はそうするより他にない。

俺達が争っている間に、キルリアさんが寄ってきた生き物のデータ解析を済ませていた。
矢鱈頑丈な殻に覆われたミミズが3匹と、毒持ちムカデが1匹、だそうだ。
派手に騒いだお陰か、いつもより多めに寄って来ている。
それだけならまだしも、危険度が跳ね上がっている。

皮肉なのか何なのか、敵スペックの説明を終えたキルリアさんが恐ろしいことを言った。
「――今日のレシピは甲殻ミミズのスパゲティ・毒ムカデ添え、かな?」

それは勘弁願いたい。己の迂闊な行動を激しく悔いた。
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2006/12/04 16:17 | Comments(0) | TrackBack(0) | 偽島日記

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