えーと・・・・・・
サボりすぎにも程がある、俺。
うん。
以下、日記
サボりすぎにも程がある、俺。
うん。
以下、日記
【ちょっとブレイク・あの子バトンの巻】
=====13日目・夜=====
とりあえず、言いたい事は一つ。
これなんて厄日?
何というか色々あった、というかありすぎた。
だが、一身上の都合で後回し。
=====14日目=====
目の前に一枚の紙が差し出される。
「……何の真似ですか」
先日の黒歴史の事といい、またこいつは突拍子もない事を。
今度はヒトの生い立ちでも調べ上げてレポートでも書いたのか?
俺は差出人を半目で睨む。
「ノリだ、付き合え」
俺の抗議を、式村は笑ってスルーした。
どこでコピーを取ったのやら、反対の手にまだ5枚も持っている。
ビラ配りか何かか?
仕方なく受け取り、目を通してみる。
あの子のことがもっと知りたいバトン
……ノリに付き合うのは構わないが。
回答後は式村に返さねばならないのだろうか。
それを思えば微妙に寒気がするタイトルだ。
とりあえず、筆記具を取り出して、書いていく。
=====あの子のことがもっと知りたいバトン=====
1 そんな5人にバトンを回す(最初に指名)
まだやってなくて、もしやってもいいZE!
って思っていただけたならこの方々の事を知りたい。
スルーOKドンと来い。重複指名だったらごめんなさい。
式村お手製テンプレ、つかコピーはここに。↓
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/dd72f5e8798d1f44f61cee27403a2397/1170832634
242 シャハラザードサン
603 ネイリサン
848 花散の奴
953 綾瀬雲水教授
1004 マルメロサン
2 お名前は?ニックネームは?
名前:美作 駿斗(みまさか すると)
略称:すると
3 おいくつですか?
17歳
4 ご職業は?
料理人修行前の無職
5 ご趣味は?
料理とか
6 好きな異性のタイプは?逆に嫌いなタイプは?
好き:当人同士の気持ちの問題と思うんで何とも言えない
モミアゲは長いほうが好ましいが本人に似合えばどんな髪形でも良い
嫌い:ヒトを呪術のモルモット視する幼馴染とか
7 特技
料理
8 資格
持ってるのは英検と漢検、そろばん検定とか
取ろうとしてるのは調理師と栄養士/管理栄養士
9 悩みは?
姉に悪い虫がついた
10 好きな食べ物、嫌いな食べ物
好:くるみ柚餅子と茶があれば八つ時は幸せ
嫌:エビ。缶詰の白アスパラ
11 最近の喜怒哀楽は?
喜:色んな人と知り合った
怒:式村。こんな義兄など俺は認めん
哀: 紗夜。本気で式村の嫁になる積りなのか問い詰めたい
楽: メッセ。練習試合。料理。エプロンコミュ
12 ナンパ、キャッチ、勧誘、声をかけられる種類の比率は?(過去3ヶ月)
オール0ですが何か
13 今年のクリスマスはどーする予定?
植物のように平穏に生きる
14 最近告白されましたか?
告白ってもどんな意味かによる
15 好きなマンガは何?
J●J●の微妙な冒険とか
16 最近お気に入りの曲は?
男達の挽歌
17 最近キュンとした出来事は?
モミアゲ
18 最近の買い物情報は?
簡単な保存食*2
質素な保存食*4
おいしい草*2
パンくず
ポーションSP40
19 好きなブランドは?
拘りナシ
20 猫派?犬派?
どっちも好きですが俺は飼えない
21 好きな人はいますか?
いる
22 あなたが愛する人達に一言
紗夜(姉)へ>
道を踏み外すな目を覚ますのだ
23 回す5人を指名すると同時に簡単に紹介
242 シャハラザードサン
弟想いで健気なお姉サン
飄々としてるけど頑張る人
ちょいほんわかで可愛らしい
と思いきや、姉らしさもしっかり持ち合わせてる
603 ネイリサン
色白魂喰
喋りとか性格?何か印象がデラかわいい
あと、モミアゲ
黒いお連れサンに俺が殺されないかドキドキ
848 花散 美咲(だったはず
俺の耳元で怪しげな詩の断片を囁かれた
わけ分からん筆談虚無僧
正体不明すぎる
多少本性をあばいてみたい
953 綾瀬教授
俺のレジェンド伝説な考古学者サン
TVでみて憧れた、気さくで軽快な先生
毎回、教授の発掘調査ストーリーから目が離せない
男のロマンは遺跡内の生物をも魅了するらしい
1004 マルメロサン
ほんわかふんわりハーフエルフのメン
ちょっと健気な輝くムカデ連れ
お絵かきコミュとかで人気なんでメジャーと思う
眼鏡萌えの方にゼヒお奨めしたい
・あと回してくれた人の印象?
>式村
服 着れ
……回答終了、と。
=====14日目=====
あり地獄見物ツアーの巻。
草地で集合し、出発前の打ち合わせをする俺たちの前に、スッと何かが舞い降りた。
鋭い目つきをした一羽の大鳩だった。
クルルッ、と、鳩特有の声で一鳴きし、くちばしを開く。
「久しぶりじゃねェか。アパッチよぉ……」
アパッチ?
誰の事かわからず、俺らは全員同時に眉根を寄せる。
バサバサッ
鋭い目つきの大鳩と俺らの間に割って入る様に、もう一羽舞い降りてきた。
今度の大鳩は見覚えがある。
……ベメルサン?
ベメルサンは何かを躊躇うように、大鳩に返事をする。
「ガガーリン……」
それが現れた大鳩の名前らしい。宇宙を見てそうな名前だ。
ベメルサンの呼びかけに対し、ガガーリンと呼ばれた大鳩がゆっくり首を振り、ドスの効いた声を出す。
「おめぇよォ。ここ数日見ねェと思ったら何だァ?
人間なんかとつるんでやがったのかアァ?」
ベメルサンは数日前の戦闘後、キルサンに懐いて、俺ら似同行する事になった。
元の名前があるとは言わなかったので、キルサンはベメルと名付けた。
キルサンに名付けられて、ベメルサンが嬉しげにはしゃいでいたのを思い出す。
日が浅いながらキルサンを信頼していたらしく、戦闘時や大乱戦で懸命に闘っていた。
「アァ? 何とか言えよォ。おめぇよォ。
クチバシついてンだろぉ? アァ?」
ガガーリンの言葉を堪える様に、ベメルサンは無言のまま斜め下を向いた。
そのまま、暫く時間が流れる。
「アァ? それとも俺らとは喋れねェッてェのかァ?」
がさ……ごそ
背後から、草を掻き分けて何かが近づいてくる。
程なくして現れたのは、2頭の狼だった。
「へへッ。センセ! センセ! コイツラ!
裏切り者!ウラギリモノ!」
狼の周りを忙しなく飛び回ってる大鳩が、金切り声で叫ぶ。
コイツはガガーリンやベメルサンと違って矢鱈テンションが高い。
「おォ。お連れするのが遅ェんだよォBOON!
先生方、よくきて下さいましたァ」
流暢な英語調の発音で、ぶーん、と聞こえた。
3羽目の大鳩の名前らしい。
ネットの海つか、主に掲示板内を飛び回ってそうな名前だ。
ガガーリンの叱咤に、ゲッと一鳴きすると、慌てて地に降りる。
「ベメルよぉ。オメェ、本気でこいつらと行く気じゃねェンだろォ?
分かってんぜェ。悪ふざけだって事くらいよォ。
ほれ、怒んねェから帰って来いよォ。
今ならまだ間に合うぜェ」
余裕たっぷりに言うガガーリンの横でゲゲッとBOONが笑う
俺らの背後を塞いでいる狼二頭が低く唸る。
ベメルサンは無言でうなだれたまま、答えない。
「オメェよぉ、今なら許してやるっつってんだよぉ。
ウジウジしてんじゃねぇぞコラァ!
仕方ねェがぁ……力づくでも帰って貰うぜぇ!」
ガガーリンの体から嫌なオーラが出ているような気がする。
場の空気が一気に冷たくなるのを感じた。
二頭の狼がひときわ大きな唸りを発したその時、
ガガーリンがカッとくちばしを開き、右翼を天高く掲げた。
俺らも各自戦闘態勢に入る。
「ヤッチマイナー!!」
なぜかカタコトの調裏声と共にガガーリンが右翼を振り下ろし、戦闘開始となった。
ベメルサンは始終辛そうな顔をしていた。
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